注文住宅と分譲住宅

住宅購入するならどっち?

注文住宅

住宅購入は一大事

不動産業を営んでいるのでなければ、人生の中で住宅購入する機会はそれほど多くはなくせいぜい2回か3回が限度になるでしょう。 名人の過去の格言にも「ゲームは1日1時間まで」というのがあったように、度を越してしまうのは経済的にも負担がかかりあまりよいことではありません。 なので選択のチャンスもわずかで、どの住宅を購入するのか限られた中から慎重に今の自分に一番ピッタリの住居を選べないと後悔する時間も長くなってしまいます。 そんな大イベントに備えることは決して無駄にはならないので、今すぐ家が欲しいという人や年内には持ち家に住まなければならない、という人でなくとも注文住宅や分譲住宅・建売住宅についての知識を持っておこうという心構えは欲しいものです。 これこのふたつにはどんな違いがあるのか少しだけ考えてみましょう。その違いを見極めて自分がどちらを選ぶべきかの参考にするのです。

注文住宅

注文住宅とはいわばオーダーメイドで設計される世界でただひとつの住宅で、同じ完成品はきっと世の中に2つと存在しないとっても貴重な宝物になります。 ですがレアケースとして、どこにも接点のない二人がたまたま全く同じ住宅を希望して設計してもらい、偶然にも瓜二つのオリジナル注文住宅が2軒並んで建設されることも可能性としては僅かながらにあるでしょう。 なので「この家は日本中探してもここにしかないんだぜ、もし他所で同じ家を見つけたら3億円あげるよ」などと軽々しく口にすると数億円の損失を蒙ってしまうこともあるので、自慢したい気持ちはわかりますがあまり大きな事は言わないほうがいいでしょう。 たまたま似たような家が見つかることがあるとしても、それでも自分の好みに合わせて分譲住宅よりかは差別化されているのに変わりはありませんので、こだわりの家を欲しているのなら注文住宅を狙うべきです。 ただし欲を出してあれもこれもと追加していると、当初の予算を軽く超えてしまうのでそこには注意です。

分譲住宅

分譲住宅(建売住宅)は多少の注文を受け入れてもらえる余地がありますが、既に家が完成していたりもうすぐ建設が終わりそうな完成直前の家を購入することになるので、ほぼ既製品の住宅を低い予算で手に入れることができます。 注文住宅だとオーダーメイドなので費用もそれなりにお高くなるのですが、量産される分譲住宅なら一戸あたりの費用も低くなるおかげで購入希望者に安く提供されるのが一番のメリットになります。 予算に応じて内装や造りが変わってくる注文住宅と違い、どんな完成品になるかが先に分かっていて住宅価格も決定されたうえで販売される分譲住宅は、金銭的な心配は最初に提示された価格さえクリアできればそれ以上に負担がかかることもそうないので経済的に苦しいタイミングでの購入を迫られていてもどうにかなるでしょう。